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- 国盗り物語 第2巻 改版
-
新潮文庫 しー9ー5
斎藤道三 後編
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2004年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101152059
[BOOKデータベースより]
気運が来るまで気長く待ちつつ準備する者が智者。気運が来るや、それをつかんでひと息に駆けあがる者が英雄。―それが庄九郎の信念であった。そして庄九郎こそ、智者であり英雄だった。内紛と侵略に明け暮れる美濃ノ国には英雄の出現は翹望する気運が満ちていた。“蝮”の異名にふさわしく、周到に執拗に自らの勢力を拡大し、ついに美濃の太守となった斎藤道三の生涯。
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- 井沢ファン
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道三のイメージが変わった
斎藤道三が美濃一国の城主となるまでの内容。油問屋、山崎屋庄九郎として、また、斉藤道三として二足の草鞋を履いて徐々に美濃の戦国大名に軸足おいてゆく。明智一族との関係、織田信秀や六角、朝倉、浅井など周辺の大名との関係、守護大名である土岐氏や家臣との内部闘争などの関係がよく見えて興味深い。さらに戦上手ということでは織田信秀を上回っていて、周りには敵なしの状態だったこともよく理解できた。しかし、外部では蝮の道三として恐れられていたが、美濃国内の農民などからは慕われていたということも、今までのイメージとは違って印象的だった。