北村季吟

この世のちの世思ふことなき
ミネルヴァ日本評伝選　

ミネルヴァ書房
島内景二　

• 価格: 2,640円（本体2,400円＋税）
• 発行年月: 2004年09月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784623040551

内容情報

[BOOKデータベースより]

二〇〇四年に三百回忌を迎えた北村季吟。本書は『湖月抄』という画期的な『源氏物語』入門書を読み抜き、その本質に迫る。また、初めて駒込の六義園と季吟の関わりを指摘するなど、新解釈を多数打ち出し、季吟像の修正を求める。

第１章　青年季吟、歩き出す（近代人の季吟像；出身地・野洲の風土；季吟の祖父・宗龍；長岡で暮らす青年医師の夢）
第２章　芭蕉の道を拓く（『山之井』をめぐって；若き松尾宗房の修業時代；『誹諧埋木』を伝授する）
第３章　奇蹟の古典注釈家、飛翔す（『伊勢物語』を研究する；『源氏物語湖月抄』を読む；『源氏物語湖月抄』の思想；注釈に生きる日々）
第４章　江戸へ、そして最高権威へ（新玉津島社に住む；『伊勢紀行』その他を著す；古典文化の体現者、江戸に出る；六義園の造営と季吟；最後の著作『疏儀荘記』）

[日販商品データベースより]

２００４年に三百回忌を迎えた北村季吟。本書は「湖月抄」という画期的な「源氏物語」入門書を読み抜き、その本質に迫る。また、初めて駒込の六義園と季吟の関わりを指摘するなど、新解釈を多数打ち出す。