ライ麦畑のキャデラック

モーターカルチャー１００年の真実
Ｌａｐｉｔａ　ｂｏｏｋｓ　

小学館
瀬戸山玄　

• 価格: 1,870円（本体1,700円＋税）
• 発行年月: 2004年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784093411011

内容情報

[BOOKデータベースより]

カーセックス好適車は進化する―’５０年代のビュイック・ロードマスター、ボルボＰＶ５４４『ガープの世界』ジョン・アーヴィング著
トランクに死体を乗せ、いざ捨てに行く―’７０年代のフォード・ピント『羊たちの沈黙』トマス・ハリス著
運転にいちいちお節介を焼く妻―’８０年代のダッジ、シボレー『ブリージング・レッスン』アン・タイラー著
ブレーキ故障で死にたくない―’６０年代のＢＭＷ『少年時代』ロバート・Ｒ・マキャモン著
冬場のロングドライブには冒険がぎっしり―’４０年代のハドソン、キャデラック、’３７年型フォード『路上』ジャック・ケルアック著
音楽を聞くように癒されるエンジン音―’９０年代のサーブ９００『偶然の音楽』ポール・オースター著
大地を耕すトラクター、積荷満載のトラック―’８０年代のダッジ・ピックアップ・トラック、’２０年代のフォード・トラクター『アメリカ農家の１２ヵ月』リチャード・ローズ著
共通の車が結んだ不倫の愛―’５０年代のシヴォレー・ピックアップ・トラック、フォード・ピックアップ・トラック『マディソン郡の橋』ロバート・ジェームズ・ウォラー著
郊外妻の心をとらえたセコンド・カー―’９０年代のバターキャンディー色のセダン『停電の夜に』のうち「セン夫人の家」ジュンパ・ラヒリ著
ギャングの愛車は超ヘビー級―’２０年代のリンカーン、ビュイック、キャデラック『カポネ　人と時代　愛と野望のニューヨーク篇』ローレンス・バーグリーン著〔ほか〕

[日販商品データベースより]

「ガープの世界」「マディソン郡の橋」「ボーン・コレクター」など、主にアメリカ文学に描かれた近代１００年のクルマ像を渉猟しながら、自動車先進国の夢とほころびを浮き彫りにする好エッセイ。