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- ぼくたちもそこにいた 新版
-
岩波少年文庫 567
Wir waren dabei.- 価格
- 836円(本体760円+税)
- 発行年月
- 2004年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784001145670
[BOOKデータベースより]
『あのころはフリードリヒがいた』の続編。優等生のハインツ、時代の流れに素直には従えないギュンター、そして“ぼく”―ヒトラー・ユーゲントに入団した3人のドイツ人少年が経験したことは?戦争へ突入していく日々を淡々と描く。中学以上。
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『あのころはフリードリヒがいた』の続編です。
リヒターの自伝的作品ということ、リヒターもこの作品に出てくる3人の少年たちのように熱心なヒットラー・ユーゲント(14歳から18歳の少年で構成されるナチの少年組織)だったということを聞くと、前作に書かれたフリードリヒに対する懺悔の気持ち、自分のしてきたことに対する苦しみから書かずにいられなかったのではないかと思います。
フリードリヒもちょっと顔を出しますが、この作品はドイツ人側からみた作品。
父親が共産党を支持する家族に育ち素直にヒトラーの思想に従えないギュンター、積極的に活動に参加していくハインツ、そして僕が登場人物。
前作ではフリードリヒに対する友情の気持ちを持ちながら、時代に飲み込まれていく様を感じましたが。
あの戦争に関わって行く自分を書きつらねています。
ナチ政権という狂気の時代に振り回された若者たち。
とても痛烈な作品です。
(ヒラP21さん 50代・千葉県 男の子13歳)
【情報提供・絵本ナビ】