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[BOOKデータベースより]
本書は、日本語の主語をめぐる先行研究の問題点を鋭く指摘し、日本語の文に「主部」―それについてある事柄の実現性のあり方が語られる対象―という概念が必要不可欠であることを提唱する。そして、「は」「も」「が」「こそ」「って」のような助詞や無助詞形式による主部提示のスキーマ的機能を認知言語学的視点から明快に分析する。伝統的な国語学やこれまでの日本語学の分析を超え、斬新で説得的な分析を提示した意欲的博士論文。
第1部 現代日本語における主部の本質(主語肯否論;日本語における文の機能―「主部」の提唱;述部の構造;二重主部構文)
第2部 現代日本語における主部の諸相(「は」による主部提示;「も」による主部提示;「が」による主部提示;「こそ」による主部提示;「って」による主部提示;無助詞形式による主部提示;感嘆・希求名詞一語文による主部提示;主部の不提示)