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- 播磨灘物語 4 新装版
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- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2004年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062739351
[BOOKデータベースより]
信長が殺された。秀吉は「主の仇」光秀を山城山崎で討ち、その二年後には、豊臣政権を確立した。官兵衛は自分の天下構想を秀吉という素材によって、たとえ一部でも描きえたことに満足だっただろう。この戦国の異才が秀吉に隠居を許され、髪をおろし入道し「如水」と号したのは、四十八歳のときであった。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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- 井沢ファン
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やはり文豪だった
本能寺の変で信長がなくなってから秀吉が天下を取るまでがメイン。その後は余韻で朝鮮出兵、石田三成を中心とする奉行派と野戦派、いわゆる文吏派と武闘派の対立が激しくなって、徳川がその対立をうまく利用して政権を奪取したところまでを描いている。その武闘派をつなげたのが黒田長政、官兵衛の息子。その官兵衛が息子に仲介を知恵付けしたことや、石田三成が苦手だったこと、庄屋の大旦那的な家康を馬鹿にしていたこと、秀吉も最後は軽蔑していたことなどは、流れてとしてはもっともなことだとは思っても、はっきり断言できるまでに意識していない。そういった意味では、どこまで真実かはわからないが、ほぼ事実なのだろうと思わざるを得ない。そこまで調べてこの本を書いた著者の偉大さを感じざるを得ない。