[BOOKデータベースより]
第二次世界大戦中、アウシュビッツのガス室で十三年の生涯をおえたハンナ・ブレイディ。半世紀後、偶然、ハンナが残した旅行かばんと日本でであった、石岡ふみ子。ハンナはどんな少女だったのだろう…?どんな家族にかこまれ、どんな生涯をおくったのだろう?そして、少女になにがおきたのだろう?ふみ子のハンナ探しがはじまった。
二〇〇〇年冬東京―かばんに書かれた白い文字
一九三〇年代ノブ・メスト―美しい故郷、幸せな家族
一九九八年から二〇〇〇年東京―かばんとの出会い
一九三八年ノブ・メスト―仲の良い兄と妹
二〇〇〇年三月東京―ハンナってどんな女の子?
一九三九年ノブ・メスト―しのびよる恐怖
二〇〇〇年三月東京―ふみ子を動かす十三歳の死
一九四〇年秋から一九四一年春ノブ・メスト―たった一人の学校
二〇〇〇年四月東京―ハンナがかいた絵が残っていた!
1941年秋ノブ・メスト―母のいない日々、そして…〔ほか〕
13歳でアウシュビッツで生涯を終えた少女と、70年後ひとつのかばんから少女の一生を調べていく日本人女性の様子を語った感動の1冊。国境をこえた奇跡の出会いからはじまる物語。
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アウシュビッツで殺された13歳のハンナ。
日本に送られた遺品の旅行鞄から、ハンナの生き方をさがす旅が始まります。
日本のホロコースト教育資料センターの石岡史子所長の執念が、いろいろな事実を探り出します。
ドキュメンタリーとしての文章の息の詰まる展開。
家族皆がアウシュビッツに送られ、記録もはっきり残されていない…。
そんな状況だから、表紙を飾る写真も、途中に挟み込まれた写真も、なんとなくイメージ画像のように思っていたら…。
最後に、感動的な展開がありました。
写真は本物だったのです。
旅の果てに巡り合えたハンナのお兄さん。
ハンナの家族の悲劇と、ナチスの非情なユダヤ人迫害政策に衝撃を受けていただけに、残された光を見ました。
あまりにあどけない13歳の少女は、有無を言わせず命を奪われました。
言いようのない怒りを、二度と繰り返してはいけないことを心に念じて、ハンナの写真に哀悼を尽くしたいと思いました。(ヒラP21さん 50代・千葉県 )
【情報提供・絵本ナビ】