- 翔ぶが如く 6 新装版
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- 価格
- 726円(本体660円+税)
- 発行年月
- 2002年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167105990
[BOOKデータベースより]
台湾撤兵以後、全国的に慢性化している士族の反乱気分を、政府は抑えかねていた。鹿児島の私学校の潰滅を狙う政府は、その戦略として前原一誠を頭目とする長州人集団を潰そうとする。川路利良が放つ密偵は萩において前原を牽制した。しかし、士族の蜂起は熊本の方が早かった。明治九年、神風連ノ乱である。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
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井沢ファン
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熊本の神風連の乱
西郷隆盛と気脈を通じたわけでもないにもかかわらず、薩摩の島津久光が鹿児島に戻って不穏な空気が高まったことや、長州の前原一誠が萩に戻ったことで内乱を起こす緊張感がさらに強くなったこと、そして、廃刀令がきっかけになって熊本の神風連が士族反乱を起こしたことが書かれている。当時の廃藩置県、徴兵令、廃刀令によって、士族の権利がなくなり不満が高じていたこや、攘夷を本当に最後まで貫くという守旧派も多くいた、ということも理解できた。やはり、教科書的な歴史ではわからないことが、この本では説明してくれるところが魅力だ。しかし、細かく説明したり、脱線したりでややうんざりするところもあるが、総じて好感を持てる内容であった。