- ドイツ・ラディカリズムの諸潮流
-
革命期の民衆1916〜21年
Minerva西洋史ライブラリー 53
- 価格
- 5,500円(本体5,000円+税)
- 発行年月
- 2002年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784623035953
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[BOOKデータベースより]
第一次世界大戦(1914〜1918年)は史上初の総力戦となり、ドイツの民衆は生活難にあえいだ。とりわけ食糧難は耐え難く、そのため暴動やストライキ、やがて大規模な反戦ストが起こる。敗戦に続く革命の時代に、労働者や兵士はさまざま要求を掲げて行動した。このような大戦・革命期の民衆の運動のなかで、最も激しい形態をとったものを「ラディカリズム」という概念でまとめるのが本書。それにはいくつかのタイプがあるが、本書では「中部ドイツ」の二つの事例を追う。第一は社会主義運動の伝統がある、小公国ブラウンシュヴァイクの首都の反戦運動と革命である。もう一つはザクセン邦南西部フォークトラントで、繊維労働者の大量失業を背景に、マクス・ヘルツという人物に率いられた抗議行動や武装蜂起である。
序章 第一次世界大戦期ドイツの「大衆運動」の性格―研究史の省察
第1章 大戦による社会の変容
第2章 ブラウンシュヴァイクの反戦運動と革命―一九一六〜一九年
第3章 マクス・ヘルツと中部ドイツの民衆―ロビン・フッド的行動者の軌跡一九一九〜二一年
終章 二つのラディカリズムの意味と行方