- 大正時代の身の上相談
-
- 価格
- 748円(本体680円+税)
- 発行年月
- 2002年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784480037107

ユーザーレビュー (5件、平均スコア:5)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
HonyaClub.comアンケート
-
「近現代史<明治・大正>」レビューコメント
大正時代の新聞に掲載された身の上相談を集めた1冊。当時ならではの相談もあるが、今でもよくありそうな相談もたくさんある。この本を読んで時代によって移り変わるものといつの時代でも普遍的なものについて想いを馳せてみるのもいいのではないだろうか。(湊/女性/30代)
-
HonyaClub.comアンケート
-
「近現代史<明治・大正>」レビューコメント
大正時代ならではの悩みから、現代と変わらない悩みまで読むのも面白いが、その解決へのアドバイスがまた可笑しい!(ミナト/女性/30代)
-
HonyaClub.comアンケート
-
「近現代史<明治・大正>」レビューコメント
大正時代の方々の悩みが書かれており、楽しく読める。(きゅな/女性/30代)
-
HonyaClub.comアンケート
-
「近現代史<明治・大正>」レビューコメント
大正時代の人々の悩み相談。こんなことで悩んでいたのか!とか、こういうことって今の時代でもあるよね〜、など楽しめます。(mikko/女性/20代)
-
HonyaClub.comアンケート
-
「近現代史<明治・大正>」レビューコメント
政治家など、歴史的に有名な人々の記録は数多く残っていますが、彼らだけがその時代を生きたわけではありません。「普通の人々」の姿を描いたものも、時代の一面を切り取った貴重な資料と言えるでしょう。本書には、大正時代の新聞社に寄せられた「武士の子孫である友人の妹が、映画を観たり雑誌を読んだりして嘆かわしい」という、現代人が見れば首を傾げるような相談や、「出産後に復職させてもらえない」「親に出世を期待されているが、安月給の職に就いてしまった」など、現代にも通じる相談が収められています。回答者の言葉も、単純明快で痛快です。「理髪店で二度も耳を切られた。理容師にはかわいそうだが、損害賠償を取れるか?」という相談には、「そうたいした傷でないのなら、おあきらめなさい」と、突き放すように答えています。大正という遠い時代も、ごく普通の人々の喜怒哀楽を通して見れば、ずっと身近に感じられるでしょう。(ふみびと/男性/20代)
[BOOKデータベースより]
他人の悩みはいつの世も蜜の味。これは大正時代に新聞紙上で129人が相談した、ニッポンの悩みカタログだ。「芸者になるには声が悪い」「妻が処女でなかった」「娘の求婚者が醜いので断りたい」「お尻の大きい少年の僕」「何不自由ない暮らしだが空しい」―。どうかと思うあきれた悩み、身につまされる深刻な悩みがそれぞれに時代を映し出し、つい現代のわが身を省みる。
清ク正シキ乙女ノ困惑
アドケナキ少年ノ苦悩
ソロソロオ年頃、ノ憂鬱
アァ青春ノ懊悩
進路ヲ決メルニアタッテノ混迷
縁談、結婚ニ関スル逡巡
結婚シナイカモシレナイ女ノ問題
困ッタ夫ニ対スル妻ノ閉口
妻ニ手コズル夫ノ煩悶
結婚生活ノ危機ニ際シテノ苦悩
昔ノ恋人ニ揺レ動ク心
主義主張ニ生キル人ノ苦悶
“バツイチ”ノ戸惑イ
道ナラヌ恋ノ悶エ
仕事、職場ニマツワル問題
性格ニツイテノ思惑
悩ミナキ人ノ難問
イササカ面目ニ欠ケル悩ミ