カラヴァッジョ鑑

人文書院
岡田温司　

• 価格: 5,280円（本体4,800円＋税）
• 発行年月: 2001年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784409100141

内容情報

[BOOKデータベースより]

宮下規久朗からフリード、ロンギまで、気鋭論者１７名によるカラヴァッジョ・パノラマ。

１　正射（扉を押し開くもの―「聖トマスの不信」をめぐって；ロンバルディアのプレ・カラヴァッジェスキ―「メートル」と歴史性；幻視のリアリズム―カラヴァッジョの宗教画；カラヴァッジョが描いた「音楽」）
２　反射（凸面鏡の自画像―パルミジャニーノとカラヴァッジョ；カラヴァッジョ考；鏡のなかのカラヴァッジョ）
３　乱反射（デレク・ジャーマンのカラヴァッジョ―活人画映像をめぐって；同時代人の眼に映ったカラヴァッジョ；交差するふたつの眼差し―カラヴァッジョとパゾリーニ）
４　歪像（はみだし者の系譜；白のバロック―アンドレス・セラーノ；ナルキッソスはバロック的か？；時の肉に触れる―あるいはセクシュアリティは歴史主義に抵抗する）

[日販商品データベースより]

近年著しいカラヴァッジョへの「固着」という現象。歴史の時間とジャンルの空間を飛び越えて、現代美術・映画・文学・精神分析など様々な言説と表象の間を縦横無人に横切っていくカラヴァッジョを捉えた論集。