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[BOOKデータベースより]
本巻のテーマは、世紀の転換期における世界の食料・農業市場の特色を浮き彫りにし、新世紀における世界と日本の食料・農業問題と国際農業市場との関連を解明する糸口をつかむことにある。巨大アグリビジネスが世界市場を縦横に闊歩し、先進国と途上国の双方で、モノやカネやヒトを再編成して、巨額の富を蓄積する体制を構築していく姿を活写し、こうした路線に抗するオルタナティブを志向する最近の動きと国際農業市場との関連についてもメスを入れた。
第1章 世紀の転換期における農業市場のグローバル化とリージョナル化―多国籍アグリビジネスによる世界食料市場開発
第2章 WTO体制の成立と農業自由化路線―GATT体制からWTO体制へ
第3章 国際農業・食料システムの「再構築」と農業科学技術
第4章 グローバル化・リージョナル化と食品安全制度―EU食品政策の新展開と市場の国際化
第5章 農業資材市場の国際化と農業支配―飼料=畜産インテグレーションの新展開
第6章 現代アグリフード・ビジネスの集積形態と市場把握―米系企業の多角化・統合化・多国籍化と世紀末農政転換
第7章 アメリカ型食生活の広がりと食のグローバル化
第8章 アジア「食」市場の変貌とアグリビジネス
第9章 途上国における国際農業開発プロジェクトとアグリビジネス―オイルパーム開発事業とグローバル・パーム・コネクション
第10章 グローバル化のもとでのローカル・アグリフード・システム―理論的・実証的考察