官僚法学批判

市民を忘れた行政官・裁判官・法学者を批判する

花伝社 共栄書房
吉永満夫　

• 価格: 2,200円（本体2,000円＋税）
• 発行年月: 2000年10月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784763403605

内容情報

[BOOKデータベースより]

「支配のための法律学（反市民法学）」に関する社会的文化的考察。役人が職場（公）を乗っ取った姿を徹底分析！裁判官のキャリアシステムを徹底批判！裁判官の間違った判決の実態に迫る！市民に背を向けた法学者を痛烈批評。

第１章　市民社会の視点か、秩序の視点か―秩序思考における「公」の欠如
第２章　「法の支配」か、「法治主義」か―官僚法学が演出する「法による支配」
第３章　私物化される司法―「異質」の存在に耐えられない官僚裁判官たち
第４章　裁判官をダメにするキャリアシステム―改革が求められる裁判官登用制度
第５章　冤罪を産む官僚裁判官―遠藤業務上過失致死冤罪事件
第６章　裁判官を訴える―遠藤国家賠償請求訴訟
第７章　チャタレー裁判で、「社会秩序」はどうなったか？―戦後社会をダメにした「最高裁判決」
第８章　公務員の個人責任は、なぜ問われないのか―体罰損害賠償請求訴訟
第９章　教育を支配する法律家たち―松本教育裁判
第１０章　実務に先を越された学者たち―情報公開訴訟事件
第１１章　法学部改革論―法解釈学から科学的法学へ
終章　雑感