- 見張り塔からずっと
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- 価格
- 539円(本体490円+税)
- 発行年月
- 1999年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101349121
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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sige
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よくある事象だがなかなか気付かない。見張っていないと。
3編からなる。あっという間に読めてしまう。しかし、重たい。読後、う〜んとうなってしまう。
@団地に起こる大人の“いじめ”はまさに小中学校に起こるいじめと全く同じ構図。
A1歳の息子を失った若い妻は心の傷を引きずっている。夫はその心の傷を癒そうとする。夫の姿が痛々しい。
B出来ちゃったのでしかたなく婚姻届けを出したら3日後に流産。届けをもう3日待てば・・と後悔する男。姑にいびられかわいそうな若妻。一生お先真っ暗だと思ったがこの女性は若いのに何としっかりしていることか。うまく楽しくやっていけそうな気がする。
タイトルの「見張り塔からずっと」とこの3つの話の関係は?これは作者のあとがきに答えがある。また、篠田節子さんの解説はするどい。そうなんだ、と感動する。
[BOOKデータベースより]
発展の望みを絶たれ、憂鬱なムードの漂うニュータウンに暮らす一家がいる。1歳の息子を突然失い、空虚を抱える夫婦がいる。18歳で結婚したが、夫にも義母にもまともに扱ってもらえない若妻がいる…。3組の家族、ひとりひとりの理想が、現実に浸食される。だが、どんなにそれが重くとも、目をそらさずに生きる、僕たちの物語―。「カラス」「扉を開けて」「陽だまりの猫」。