[BOOKデータベースより]
南ドイツ・ライン川のほとり、ブドウ畑がひろがる丘のふもとの小学校は、ちょっとかわっています。たとえば、この小学校にはゴミ箱がたった一つしかないのです。この学校の子どもたちはこれまでに四万五千本以上の木を町の回りにうえたり、放課後にはミツバチをそだてたり、観光ガイドをしたり、ジャガイモづくりをしています。また、みみずが大活躍をしている学校なのです。でも、この学校でいちばんわかっているのは、ひょっとしたら校長先生かもしれません。ヨーロッパ環境賞、パンダ賞などに輝くすてきな環境教育を紹介。
第1部 みみずのカーロ(ブドウ畑がゴミすて場に?;ゴミをリサイクル;ちょっとかわった宿題 ほか)
第2部 四万五千本の木をうえる(シェーファーさん先生になる;耕地整理;段々畑に花をうえる ほか)
第3部 ぼくらのユーレ(あたらしい問題;「ユーレ」誕生;ジャガイモをつくる ほか)
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本当は、小学校高学年の子どもたちにブックトークで紹介しようと思って用意していましたが、時間の関係上、今現在の段階では紹介できていません。
小学生にもよくわかる自然を大切にする『エコ』な知識を教えてくれる素敵な本でした。
著者の今泉さんが取材したのは、ドイツのメルディンガー小学校とシェーファー(校長)先生です。
この学校には現在、たった1つのゴミ箱しかないそうです。でもそのゴミ箱はほとんどいつも空っぽだそうです。
学校全体のゴミ箱がほとんど空っぽの状態って、すごいことだと思いませんか?
シェーファー先生は元々農業の仕事を目指していた人で、自然に対する知識をたくさん持っていたので、ある時自分のクラスの子どもたちにこんな変な宿題を出すんです。
それは、ゴミ箱にゴミを捨てる人は「明日から20ペニヒ(約15円)持ってくること」というものでした。
20ペニヒのゴミも学校全体のゴミの1年分を合わせると中古車が一台買えるほどのお金になることを説明され、このクラスの子どもたちは『エコ』に目覚めます。
そしてクラスでみみず(カーロという名前にした)を飼うことで、土に還元されるゴミとそうでない「ただのゴミ」との区別がついていきます。
今泉さんの文章は、1章1章がわかりやすく面白く書かれているので、小学生の子どもたちにも十分読めます。
『エコ』に興味のある人も、『みみず』や『自然』『学校活動』なとに興味のある人や、
「ボーイ・スカウト、ガール・スカウト」などに参加しているお子さんなどに特にお薦めします。(てんぐざるさん 40代・埼玉県 女の子16歳、女の子11歳)
【情報提供・絵本ナビ】