- 森なしには生きられない
-
ヨーロッパ・自然美とエコロジーの文化史
Mit den Ba¨umen sterben die Menschen.- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 1999年06月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784806711780
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[BOOKデータベースより]
ヨーロッパの森林や、田園、山村のたたずまいの美しさを作り出している背景には、文豪ゲーテや詩人シラーなどもかかわってきた、数世紀におよぶ国土の環境保全に対する国民意識の醸成がある。200年におよぶヨーロッパの里山保全運動やアルプスの観光地化と自然・景観の保護の歴史、また、ワンダーフォーゲル運動の自然観を解説。ドイツを中心とする、ヨーロッパの農業、林業、環境行政の文化・思想史的背景を明らかにする。
第1章 「まずは木々だ、わたしたちはそれからだ!」―森の保護のさまざまな動き
第2章 エコロジカルな楽園と実利本位の植栽地―啓蒙時代の教育家たちのたどった道
第3章 ヨーロッパの庭から競技場に変わったアルプス
第4章 森にレクリエーションを求めた勤労者たち―労働者は自然破壊の共犯者であったのか
第5章 郷土保護連盟―美を愛でる心とエコロジーの統合
第6章 農山村の風景美を好んだ市民層の青年たち―ワンダーフォーゲルの自然観とその限界
第7章 エコロジーの宣言「人間と地球」―進歩に背を向けたひとクラーゲス
第8章 楽園を夢みて―ハンス・パーシェの世界自然保護構想