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[BOOKデータベースより]
本書は、地球生態系と人類を新しい軌道に載せ換えられるような、新規の優れた知性を育むことを目的として編んだ。このため、今までの環境教科書とは全く違った方針で準備された。すなわち、全体の流れが、問題の発見、測定をはじめとした問題の解明、そして、解決策の考案、というステップで組み立てられている。慶應義塾が、湘南藤沢キャンパスという、社会実験に等しい新しい大学像を世に問うた、その中核となる大学教育方法論を、環境問題に投影したのである。
第1部 環境の中のつながりの発見(水俣病問題と環境中の水銀;地球の気候変化を再現する ほか)
第2部 さまざまな環境利用を見る(もったいないの心を科学する;人と共存してきた自然―「二次自然」 ほか)
第3部 環境問題の発見(日本南極地域観測隊、オゾンホールを発見する;化学物質の功罪 ほか)
第4部 人間の行いを直す、環境を治す(環境保全は経済の敵か?;エコなビジネスをデザインする ほか)
企業現場でも応用が利くような基礎力を養い、環境問題を解決する有効な取組みを立案するための、「環境学」と冠するに相応しい教科書。自然科学から社会科学、人文科学まで、幅広い知恵を収める。
本書は、地球生態系と人類を新しい軌道に載せ換えられるような優れた知性を育むことを目的として、今までの環境教科書とは違った方針、すなわち問題の発見、問題の解明、そして解決策の考案、というステップで組み立てられている。また、自然科学から社会科学、人文科学まで、環境問題に取り組む上で必要最小限だが幅広い知恵を収める。