この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 法律文書の英訳術
-
価格:2,860円(本体2,600円+税)
【2023年12月発売】
- イレズミと法
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2020年11月発売】
- 日常のなかの〈自由と安全〉
-
価格:6,490円(本体5,900円+税)
【2020年07月発売】
- 受益権複層化信託の法務と税務
-
価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2020年08月発売】
[BOOKデータベースより]
著者は前に『裁法と法』(信山社・1995年)を刊行した。そこでは判決に示される裁判官の法的判断の過程を分析して法的判断の本質に迫ることを目的とした(序)。そして、ある事案について判決を下すために裁判官が結論に至る、その結論のきめ手になるのは、つまるところ、その事案に密着して均衡感覚が触発されて判断されたところである(282頁)―そういう判断が法的判断である―ということを実証した。だが、人に、裁判官に、均衡感に触発されて法が発生する機序はどういうものかと問いが残った。本書はこの問いにひとつの答えを出したものである。
第1章 法性決定論の諸相―法の発生がみられる(時の経過;婚姻への親の同意;婚姻の儀式;自筆の遺言;自分の子であるとの肯認 ほか)
第2章 自筆遺言の法性決定に関する議論について―法の発生のしくみ(ドイツ;フランス;イギリス;分析と整理;結語)