[BOOKデータベースより]
スウェーデン、フィンランドなど北欧5カ国は、北緯50度から北のほうで、一部は北極圏です。少年ウッレは厳しい冬でも元気に雪を楽しみ、クリスマスの仕事で忙しいラップランドへと、メルヘンいっぱいのすてきな旅をします。この物語が刊行されて約100年。何世代にもわたって親しまれてきた作品です。
[日販商品データベースより]寒い寒い冬の北欧で元気な少年ウッレが明るく生きる姿が描かれています。ラップランドの人たちがクリスマスの贈り物作りをしているところにウッレが訪れます。1907年に刊行されて100年以上の時を経ても決して色褪せない名作。
CD付き英語絵本。日本語対訳ガイド付き。
スウェーデンにある森は、昔の日本のように、人間の生活のすぐ横に、優しくそして厳しく鎮座していたようです。そのようすを親しみのある表情と、柔らかい色遣いで書き上げたベスコフの作品の一つ。スキーをしたくて雪を待つ子供の心が、雪解けとともに、春を待つ心へと変化していくところが、ちらりといいですね。今の日本ではこのように大自然の力を皮膚に感じることが難しくなったので、なかなか手に取りづらい本かもしれませんが、そんな現代でも人間は自然の一部であることは変わっていないと思います。おかあさん、先生方に、積極的に読んでもらいたいほんの一冊だと思います。(とらのさん 40代・埼玉県 )
【情報提供・絵本ナビ】