シェイクスピア批評の現在

研究社
青山誠子　川地美子　

• 価格: 3,524円（本体3,204円＋税）
• 発行年月: 1993年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784327471705

内容情報

[BOOKデータベースより]

新しい批評方法が飛び交う中で、徹底した作品解読を通して、これからのシェイクスピア学の研究方向を探る注目の一冊。

ばら戦争は終わったのか？―『リチャード三世』の記号空間分析（浜名恵美）
もしも私が男　女なら―ロザリンドの異性装（川地美子）
該撤奇談余波鋭鋒―あるいは政体と主体と肉体の共和原理（高田康成）
オフィーリアを表象する―女、狂気、フェミニズム批評の責務（イレイン・ショーウォーター）
英国近代初期の狂気と『ハムレット』　『リア王』における狂気（アレクサンダー・レガット）
ひき蛙の飼育―『オセロー』における父権制と主体の問題（ジョン・ドラカキス）
脅威／驚異のフェミニニティ―クレオパトラを読み直す（青山誠子）
まなざされる身体―『コリオリイナス』と表象の危機（本橋哲也）
オートリカスとブロードサイド―エリザベス朝における大衆文化の伝統再考（ロベルト・ヴァイマン）
なぜ英国では少年が女を演じたのか？（スティーヴン・オーゲル）