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[BOOKデータベースより]
消費文化の浸潤とテクノロジーの発達は、ジャンルや時代様式の境界も作り手と聴き手の区別もとりはらい、音楽はいま、かつてない変容にさらされている。ポストモダン・ミュージックがたどりついた極相をおおう“静かな渾沌”に、新しい音楽経験の美学をさぐる。
序章 ポストモダンの音楽/音楽のポストモダン
第1部 「音楽史」からの脱落者たち(アルカン―遅く生まれた者;ブゾーニ―編集の美学;ソラブジ―非叙述的形式;ナンカロウ―音楽メディアとの戯れ)
第2部 音楽のモダンの解体(環境としての歴史―消費の論理による音楽;折衷主義の美学―独創性神話の解体;統一性の解体―映像の論理の仮晶へ;寄生物と派生体―音楽における笑い;コンテクストの生産性―『タイタニック号の沈没』)
第3部 テクノ・エクレクティシズム(メカノ・ミュージック―編集の詩学;「大衆生産」―パソコンによる音楽の詩学;「表現」理念の動揺―表現主義から;「現前」と「たちあうこと」―神話的演出;ポストモダン・ミュージックの布置)