六ヶ所村の記録 上

岩波書店
鎌田慧　

• 価格: 1,815円（本体1,650円＋税）
• 発行年月: 1991年03月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784000025768

内容情報

[BOOKデータベースより]

下北半島六ヶ所村は冷害・兇作相次ぐ不毛の土地だった。戦後入植した開拓農民が耕し広げたその農地に次々と「開発」が訪れる。砂鉄製鉄所、精糖工場、石油コンビナート、夢の工業地帯計画はすべて中央大企業の土地ころがしに終った。そして１９８４年、人類の生存に最も危険な核燃料廃棄物処理場建設計画がふってわいた…。一つの地域に展開する資本の収奪と農民の闘いを、２０年を費した取材をもとに描く、鎌田慧渾身の書下し大河ルポルタージュ。

１　開発前史
２　侵攻作戦
３　挫折地帯
４　開発幻想
５　反対同盟
６　飢渇の記憶
７　村長選挙