- こねこのしろちゃん
-
- 価格
- 2,090円(本体1,900円+税)
- 発行年月
- 1988年01月
- 判型
- B4
- ISBN
- 9784494074587
[日販商品データベースより]
おかあさんも、きょうだいたちもみんな毛の色がまっ黒なのに、ひとりだけまっ白なしろちゃん。自分だけ色がちがってよその子みたい。みんなみたいに黒くなりたいしろちゃんは、池のどろんこで泥だらけになりますが、お母さんにみつかって、洗ってもらい、やさしく抱かれてぐっすりお昼寝です。でも、やっぱり黒くなりたいしろちゃんは、ペンキやさんの黒いペンキをみつけて、近づいていきますが……。
しろちゃんの行動に、観客もハラハラドキドキ。最後には立派な白猫のおとうさんに出会って、自分がなぜ白いのかわかったしろちゃん。自分が自分であることが誇らしく、うれしいしろちゃんの気持ちが、紙芝居をみる子ども達にも伝わってきます。人気のロングセラー紙芝居。
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ふつうに、
黒くなりたいしろちゃんがかわいいって読んでもいいんですけど
このお話が凄いところは、「お父さんの大きさ」を
お母さんがきちんと伝えているところかなーと思って
学校のボランティアで6月の父の日を前によく読みます。
お父さんものは、お父さんがいない家庭が多いので
神経使いますが、これは敢えて読みます。
(以下ネタバレ)
「みんな、お父さんだよ」ってお母さんが伝えるところで
大人は(え、今まで知らないの?)と、ちょっとドッキリすると思うんです。
でも、離れて暮らしてるのに、お母さんは
「アンタ今まで子どもの顔も見にこないで、今さら魚くらい持ってきたって何さ」
とは決して言わない(笑)
「お父さんが魚を持ってきてくださったよ」と、むしろリスペクト。
絵本の中のこねこ達も、聞き手の子ども達も
すんなり素直に受けとめます。
お母さんがお父さんの大きさをちゃんと伝えているって
すごく大事なことなんだなあって、自然に思えました。
和歌山静子さんはシングルマザーで出産、
息子さんを育てられた方と、後から知って驚きと納得。
お父さんと一緒にいられない子にも、
自分の中の遺伝子半分に誇りを持ってもらいたい。
そんな気持ちもあって、父の日前に読みたい大好きなかわいい紙芝居です。(ミドリムシ917さん 50代・千葉県 女の子23歳、女の子18歳、男の子12歳)
【情報提供・絵本ナビ】