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[BOOKデータベースより]
バイオテクノロジーは確かに次世代の基盤技術となる革新技術であろう。しかし、この技術はまだ生み落とされて十数年しかたっていない幼い技術でもある。今必要なのはもはや可能性を囃したてることではなく、現実を直視し、企業の研究開発に役立てるビジネスマンの醒めた視点なのである。バラ色の夢や“魔法の杖”の呪縛から離れて、バイオビジネスの夢と現実を区別して語る時期が既に我が国にもやってきているのだ。
はじめに 頭を冷やせ、バイオブーム
1章 奇跡のバイオ抗癌剤の失速―腫瘍壊死因子(TNF)の夢と現実
2章 次世代プロジェクトの挫折―政府も企業もフィーバーしたバイオの夢と現実
3章 企業は今―最前線“生”レポート―バイオ参入企業の夢・現実・展望
4章 バイオテクノロジー四つの誤解―企業化を阻むものは何か、その夢と現実