- 影をなくした男
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- 価格
- 627円（本体570円＋税）
- 発行年月
- 1985年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784003241714
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ユーザーレビュー （1件、平均スコア：5）
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ＨｏｎｙａＣｌｕｂ．ｃｏｍアンケート
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「無人島に持っていくならこの一冊」レビューコメント
招待されたパーティーで出会った不思議な男に、お金がいくらでも湧いて出てくるという「幸運の金袋」と、自分自身の「影」を交換してほしい、と話しかけられるところから物語は始まります。まるで童話のような展開ですよね。もちろん、幸運の金袋を手に入れて、主人公はお金持ちになりましたとさ、では終わりません。影をなくしたことで、あらゆる苦難に立ち向わかわないといけなくなったのです。最初は、主人公も現実に逃げてばかりでしたが、ある時真実を知り、困難を乗り越えていくことができるようになるのです。この主人公の行動を追っていくと、人の人生ってこんな感じなんだなと思うことができます。手に入ったものが理想とは違っていても、受け入れていくしか方法はない、ということなんです。この本を持っていけば、無人島生活の困難も克服していけそうな気がしました。
のマークが目印です。
[BOOKデータベースより]
「影をゆずってはいただけませんか？」謎の灰色服の男に乞われるままに、シュレミールは引き替えの“幸運の金袋”を受け取ったが―。大金持にはなったものの、影がないばっかりに世間の冷たい仕打ちに苦しまねばならない青年の運命をメルヘンタッチで描く。