[BOOKデータベースより]
本書は、これらの失敗、そして成功事例をふまえて、企業変革の本質を探り当てることを主眼としています。本書で紹介する多くのケースは、私自身がコンサルタントとして、あるいは社外取締役やアドバイザーとして、深くかかわってきたものが大半です。本書を片手に、読者の皆さんが、「変革する現場」づくりへの終わりなきジャーニーに、力強く旅立たれることを、心から祈念いたします。
なぜ今、成長なのか?(Why)
第1部 変革の4モデル(What)(シュリンク・トゥ・グロー(V字回復)モデル;セルフ・ディスラプション(自己破壊)モデル;ポートフォリオ・オブ・イニシアティブ(組合せ)モデル ほか)
第2部 変革のプロセス(How)(変革を仕掛ける;変革の青写真を描く;変革を実践する ほか)
第3部 変革者(チェンジリーダー)の条件(Who)(経営の変革者;変革リーダーをめざせ)
本気で変えたい覚悟のある経営者に捧ぐ。
企業変革(チェンジ・マネジメント)は、経営者に求められる根本的な仕事であり、このために経営者が存在するといってもよい。著者は、マッキンゼー出身で20年にわたり、多様な業界で次世代成長戦略、全社構造改革のプロジェクトにかかわってきた。現在は、ビジネススクールで教鞭ととりつつ、ファーストリテイリングや日本電産をはじめ、日本を代表する各企業のアドバイザーや、30を超える企業での次世代経営者育成にかかわっている。本書では、著者による数多くの変革の経験を踏まえ、内外企業の事例を挙げながら、変革の方法を説いた、著者の仕事の集大成ともいえる一冊。今、なぜ変革なのか(Why)、という意識作りに始まり、企業変革の代表的モデルの解説(What)、変革へのアプローチ(How)、そして、変革者(チェンジリリーダー)になるための条件(Who)を説いていく。V字回復やカリスマ依存ではない、企業の体質改善と、持続的な成長エンジンを組み込むことが最終目標である。