[BOOKデータベースより]
拒食症をPTSDのような障害としてみる治療者は少ないが、著者の実感では、拒食症は強迫性障害やPTSDのように不安障害とみたほうが現実の治療に即しているという。本書では、過食症も含めた摂食障害全体を「不安の病」であるとみなし、治療者の仕事の目的は「安心の提供」であるという強い信念に基づいて治療の実際が語られてゆく。患者の気持ちを深く理解し、傷つけることなく寄り添おうとする治療者のまなざしが、温かい。
第一章 摂食障害に対人関係療法的アプローチを適用する根拠
第二章 摂食障害患者における不安を考える―「役割の変化」という視点
第三章 不安を扱う基本姿勢
第四章 症状を位置づける―患者の症状に干渉しないことの意味
第五章 治療者の不安に向き合う
第六章 家族の不安に向き合う
第七章 不安をコントロールして現状を受け入れる―「位置づけ」という考え方
第八章 不安をコントロールして前進する―「土俵」に乗せるという考え方
第九章 病気と治療を「位置づける」
拒食症をPTSDのような障害としてみる治療者は少ないが、
著者の実感では、拒食症はPTSDとほぼ同様の発症プロセスをもち、
強迫性障害やPTSDのように不安障害とみたほうが現実の治療に即しているという。
「安心することによって摂食障害は治っていく」という強い信念のもと、
治療者の仕事の目的は「安心の提供」であると位置づけて、
本書では、患者のもつ「不安」に注目しつつ摂食障害の治療の実際を述べてゆく。
患者に対する視線が限りなくやさしい本である。
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