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[BOOKデータベースより]
知ってください、看取り士という存在を。考えてください、家族、パートナー、そして自分の死のことを―。鎌田實×柴田久美子、生と死をめぐる白熱の対談も収録!
第1章 抱いて“看取る”ということ(死は怖いものでも忌み嫌うものでもない;小4のときの不思議な体験 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 看取りはグリーフケア(グリーフケアは肉体があるうちに;最期の瞬間に間に合わなかったと悔やむ「臨終コンプレックス」 ほか)
第3章 “最期”は本人が自分でプロデュースする(逝く人は待ってくれる;「もういいよ、ありがとう」 ほか)
第4章 最期くらいはわがままでいい(自分のことだもの、わがままになっていい;慣れ親しんだ自然のそばがいい ほか)
第5章 対談 柴田久美子×鎌田實(「看取り士って何?」;「看取り士」誕生秘話 ほか)
看取り士(みとりし)――逝く人の最期に寄り添い、見送る人。また、家族だけでの看取りをサポートする人のことをいう。本書は、25年ものあいだ、生と死に向き合い続けた看取り士・柴田久美子のエッセー。
日本人のおよそ8割が病院で最期を迎える一方で、その約5割が「自宅で最期を迎えたい」と願っているといわれる。しかし、自宅で看取る文化が薄くなった現代社会では、看護・介護する側がその望みを叶えてあげたくても難しい事情があるのが現実だ。こうした状況から、著者は「尊厳ある最期が守られる社会を創りたい」と願い、自らを「看取り士」と名乗った。
200人以上のケースをもとに、看取りの際の心構えや実際の触れ合い方に加え、エンディングノートの活用の仕方、旅立つ人から魂(いのち)を引き継ぐ大切さなどを紹介。厚生労働省が在宅医療・介護への方針転換を始めた今、自らの、そして大切な人のQuality of Death(QOD/死の質)を考え、より良い人生、より良い最期を送るための手引書となる。
巻末には、医師・鎌田實氏(諏訪中央病院名誉院長)との対談を収録。看取り士の誕生秘話をはじめ、死に対する二人の考え、地域包括ケアという共通の夢について語り合う。