- 木曜島の夜会 新装版
-
- 価格
- 649円(本体590円+税)
- 発行年月
- 2011年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167663360
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 暦のしずく
-
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2025年06月発売】
- 夫婦包丁のおしながき
-
価格:814円(本体740円+税)
【2024年12月発売】
- 控えよ小十郎
-
価格:2,255円(本体2,050円+税)
【2024年05月発売】
- 空海の風景 下 新版
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2024年03月発売】
- 伊達女
-
価格:946円(本体860円+税)
【2024年01月発売】

ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
-
井沢ファン
-
少し暗い史実
木曜島の夜会、有隣は悪行にて、大楽源太郎の生死、小室某覚書の短編歴史。「木曜島の夜会」は、日本人の潜水能力が高く貝の採集が上手だったことや、歴史の犠牲者で木曜島に取り残された日本人の郷愁が描かれている。「有隣は悪行にて」は、富永有隣の半生記で野山獄で寅次郎、吉田松陰との交流が主な内容。有隣は根性が悪く、吉田松陰が飼い犬に?みつかれ、最後まで裏切られたような内容になっていたが、あまり知りたくもない内容だった。「大楽源太郎の生死」は、大楽源太郎自体を知らなかったが、はったりが強い人だったようだ。松陰グループに対しての劣等感や妬みがあったようだし、隣村の大村益次郎の暗殺にも絡んでいたようだ。実力もないのによく吠えた人という感想。「小室某覚書」は小室信夫、小室利喜蔵、木像梟首事件(1863)で幕府の罪人として逃亡、阿波徳島藩に抱えられ、商人から士族にしてもらい、上手に幕末、明治維新を生き抜いてきた要領のいい奴というように感じた。
[BOOKデータベースより]
オーストラリア大陸の北端に浮かぶ、木曜島。その海底は、高級ボタンの材料となる白蝶貝の宝庫であった。明治の始めから太平洋戦争前まで、多くの日本人が採取のために雇われた。サメの恐怖、潜水病に耐えつつも異国の海に潜り続けた彼らの哀歓と軌跡から、日本人を描き出した表題作ほか、歴史短編三編収録。