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[BOOKデータベースより]
母性をめぐる禁圧と噴出。中原中也、小林秀雄、長谷川泰子の三角関係。さらに、内田百〓(けん)、堀辰雄、永井荷風、大岡昇平など、近代日本の文学と音楽の深奥に潜む“母なるもの”をさぐる著者畢生の文学的随想。
姉のような
崩れるやさしさ
落ちる子供
母が言ったこと
右手と左手
うつろう時
エンドレス
悪魔のトリル
モーツァルトの眩暈
ト短調の一閃
母なるもの
別れと再会