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[BOOKデータベースより]
「薬物常用者」とされるアメリカ人は2000万人にものぼり、過剰摂取による死亡者が増えつづけている。有効な対策にならない薬物政策はどこから生まれたのか。神経科学者が規制の歴史をたどり、薬物が人体にもたらす影響を実証することで、従来の依存のイメージを問いなおす。なぜ科学的な裏づけのない政策がまかり通るのか。この政策の犠牲者はだれなのか。マイアミの貧困地区から身を起こし、アフリカ系アメリカ人として初めてコロンビア大学の自然科学系終身教授についた著者が、自らの人生をかけて告発する。PEN/E・O・ウィルソン科学文芸賞を受賞し、“ニューヨーク・タイムズ”紙や“ボストン・グローブ”紙などで絶賛された科学啓蒙書。
私の出自
あの前とあと
ビッグママ
性教育
ラップと報酬
薬物と銃
選択とチャンス
基本軍事訓練
「家庭とは憎しみがあるところ」
迷路
ワイオミング州
いまだに単なる一人の黒んぼ
実験参加者の行動
胸を突く出来事
新たなクラック
救いを求めて
虚構ではなく事実にもとづいた薬物政策
コロンビア大学の神経科学者が、ドラッグ常用者とおこなった実験と、自らのライフヒストリーをつうじて「薬物依存」神話に挑む。〈受賞情報〉PEN/E.O.ウィルソン科学文芸賞
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アメリカで薬物の過剰摂取による死亡者が増えている。厳しい取り締まりで防げないのはなぜか。社会の分断と依存の関係を丹念に検証。