[BOOKデータベースより]
原油価格の高騰を背景に、世界の金融市場で関心が高まった「イスラーム金融」。近年、金融の世界的サステナビリティやバブル抑制といった観点からも注目を集めている。その本質は「イスラームの教義に則った」金融。「利子の授受」「投機的取引」「不確実な取引」「アルコールや豚肉関連の取引」を禁ずるなど独特のスキームを持つがゆえ、これまで日本ではあまり理解されてこなかったこの金融概念の要諦を、国際通貨研究所に集った俊英たちが徹底解説する。
第1章 歴史と現状、そして取引の原則
第2章 アジアにおける金融の現場から
第3章 イスラーム金融哲学のエッセンス
第4章 サステナブルファイナンスとしてのイスラーム金融
第5章 脱炭素潮流とイスラーム世界のエネルギー転換
第6章 3つの潜在性と2つの課題
世界のマーケットを動かすイスラームパワー
1970年代のオイルブームを契機に成長を続け、その後も原油価格の高騰を背景に、世界の金融市場で関心が高まっている「イスラーム金融」。
いまやイスラーム諸国の人口は約20億人、世界人口に占める割合が26%を占めるに至り、もはや「異端」として片づけられない存在となっている。
さらに近年では、金融の世界的サステナビリティやバブル抑制といった観点からも大きな注目を集めている。
その本質は、「イスラームの教義に従った」金融手法。たとえば、 「利子の授受の禁止」「投機的取引の禁止」「不確実な取引の禁止」「アルコールや豚肉の取引の禁止」など、西欧の伝統的な金融ルールとは大きく異なるスキームを持つ。
それゆえ、これまでわが国でもあまり理解されてこなかったと言える「イスラーム金融」。この独特の金融概念の要諦を、国際経済・金融・通貨などの諸問題に関する調査研究を行なう国際通貨研究所に集った各ジャンルのスペシャリストたちが、徹底解説する。
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