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【2023年06月発売】
ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「おすすめ江戸時代の本」レビューコメント
勘定奉行や南町奉行を歴任した根岸鎮衛が、人から聞いたうわさや怪談をまとめた作品の『耳袋』から怪談を抄訳している作品。狙っていた鳩を取り逃がして”残念なり”と人語を話した猫、医者にかかった患者の正体は狐で後で恩返しをされた話、疱瘡の神(?)が言葉を発して早く出て行きたいから快癒の儀式をするようせきたてた話など、奇妙な話の数々が描かれている。もののけのちょっととぼけた言動などは読んでいて心が和む。印象に残ったのは、近くの稲荷神社の狐が他の社へ栄転することになり福を残していくという話で、祭神としての狐も転勤があるという構図で描かれているのが面白かった。(ufit/男性/30代)
[BOOKデータベースより]
鳩を逃がして「残念なり」と物を言う猫、妖怪も逃げ出した稲生武太夫の豪傑ぶり、生前の恩を謝する幽霊、二十年を経て厠より帰ってきた夫―今も昔も、怖い話は噂になりやすい。巷の奇談を書き留めた『耳袋』には、怪異譚が数多く収録されている。『耳袋』の中から怪異譚を抽出し、わかりやすく現代語訳で収録した奇談・珍談満載の世間話集。
其ノ壱 物怪、妖怪のうわさの怪
其ノ弐 幽霊の怪
其ノ参 憑き物の怪
其ノ四 動物の怪
其ノ五 植物の怪
其ノ六 怪異のうわさの怪