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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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魔王篇
この巻の敵役(魔人K)はいつもの加藤ではなく北一輝、というところがちょっと新鮮です。寺田寅彦が朝日新聞社を訪れて存在しないフロアに行ってしまう、という冒頭の件も好きです。帝都物語の中では大震災篇と同じくらいおススメです。
やっぱりこの小説は歴史上の事実をとりまぜながらフィクションを進行するところが最大の面白さだと思います(ウソっぽくても調べてみたら史実だった、なんてのがザラ。どこからウソかが良く分からなくなる)。
なので、時代が現在に追いついて以降は魅力半減しているのが残念ですね。
[BOOKデータベースより]
“平将門の霊”との戦いに敗れ、加藤保憲は満州へと去った。だが、加藤の数々の秘術により、帝都の風水は脆弱し、内外から新たな魔人たちの胎動を促すことに…。一人は思想家・北一輝。血気に逸る青年将校らを背後から巧みに操り、特異な霊力で“昭和維新”を断行せんとしていた。そして、海外からは世界制覇を狙うメソニック協会の怪人・トマーゾ。“世界の眼”〈オクルス・ムンディ〉という究極の力を有し、混迷を極める帝都に恐るべき破壊工作を仕掛けてゆく―。二・二六事件から太平洋戦争まで暗黒の時代を背景に展開する大崩壊小説〈カタストロフィ・ノベル〉シリーズ第三弾。
[日販商品データベースより]関東最大の怨霊・平将門を喚び覚まし帝都を破滅させる怖るべき秘術とは!? 帝都壊滅を企む魔人加藤保憲の野望をつぶせるか!! 科学、都市計画、風水まで、あらゆる叡知が結晶した大崩壊小説。