- 富嶽百景/走れメロス
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- 価格
- 1,210円(本体1,100円+税)
- 発行年月
- 2009年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784000073097
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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寿太郎
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心の安らぎを求めて
富嶽百景は、高校時代の国語の教科書で読みました、太宰治の本は、走れメロスをはじめ読みましたが、この富嶽百景は他の作品とは違った印象を持っています。「富士には月見草がよく似合う」・「井伏鱒二さんが放屁なさった」とかほのぼのとした作品だった記憶があります。太宰先生もいつまでもこの富嶽百景のような気持ちでいられたらもっと長く生きられもっと素晴らしい作品を残されたと思います。
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HonyaClub.comアンケート
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「日本列島 本の旅」レビューコメント
心中自殺から生き残った太宰治が、金策のために師匠の井伏鱒二の元へ行き、嫌いだった富士山に逗留することになる話です。気が進まない見合い話も決め、宿の家族との交流も進んで、「生活」していく踏ん切りがついていく中で、俗っぽいと軽視していた富士のどっしりした風情に心の安定感を覚え、意識が変わっていきます。このまま健康な太宰がその後も長続きしたら、晩年のすさんだ作品群はなかったことでしょう。(punkginger/男性/50代)
[BOOKデータベースより]
太宰治が短篇の名手であることはひろく知られているが、ここに収めた作品は、いずれも様々な題材を、それぞれ素材に適わしい手法で描いていて、その手腕の確かさを今更のように思い起こさせる。大きな活字で余裕の読書、ワイド版岩波文庫。
[日販商品データベースより]告白と虚構とが微妙に交錯する「富嶽百景」、命を賭した友情と信頼の美しさを力強いタッチで描く「走れメロス」。短篇の名手である太宰治が、様々な題材をそれぞれの素材に適わしい手法で描いた作品10篇を収録。