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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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とどお
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「山寺グラフィティ」の感想
本書に収録されている短編「山寺グラフィティ」について書きます。「グラフィティ」はgraffiti「落書き」の意だと思います。
主人公・加藤広康は山形市出身。イラストレーターの卵です。東京で絵を描いています。
ある日、広康は街で幼なじみ・木地かおるそっくりの女の子を見かけます。それから広康のSukoshi Fushigiな物語が始まります。
物語の最後で広康はかおるの父・木地作左衛門に手紙を書きます。
「木地作左衛門
さま。
きょう、
かおるちゃんが
たずねてきて
くれました。
新婚旅行に
でかける前、
あいさつに
立ちよった
という感じでした。
幸せそうでしたよ。
かおるちゃんの顔は
明るく明るく
輝いてみえました。」(「山寺グラフィティ」より)
この手紙を読んで、わたしは胸がいっぱいになりました。かおるちゃん、おめでとう! よかったね! と心から思いました。
ここまで読まれて、あなたは「山寺グラフィティ」がどんな物語だと思われましたか?
その予想が当たっているかどうか、お確かめになることをおすすめします。
この文章を読んでいただきまして、ありがとうございます。
[日販商品データベースより]
▼第1話/並平家の一日▼第2話/ぼくの悪行▼第3話/うちの石炭記▼第4話/流血鬼▼第5話/ベソとこたつと宇宙船▼第6話/ふたりぼっち▼第7話/影男▼第8話/宇宙船製造法▼第9話/山寺グラフィティ▼第10話/マイ・ロボット▼第11話/メフィスト惨歌
●あらすじ/友人に裏切られ、失業し、恋人にも捨てられた、まったくついていない男・高木健。そんな彼の前に、この数十年間、契約が取れないというさえない悪魔・メフィストが突然現れた。メフィストは「魂と引き換えに、望みをかなえる」というお決まりの約束で、なんとか高木と契約を交わすが…(第11話)。
●本巻の特徴/SF=Sukoshi Fushigi。上記の表題作「メフィスト惨歌」をはじめ、パラレルワールドをテーマにした「ぼくの悪行」「ふたりぼっち」、突然3億年分の進化を始め、人間を上回る科学力を身につけたゴキブリたちのコミカルな話「うちの石炭記」、ウイルスにより人類全てが吸血鬼化していく「流血鬼」、輪廻転生を扱った「影男」、宇宙を舞台にした「ベソとこたつと宇宙船」「宇宙船製造法」、亡くなった人への思いを優しい眼差しで描いた「山寺グラフィティ」など、色々なタイプのSF短編作品全11話を収録した『藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版』の第5集。これまでの1〜4集は大人向けの作品が大部分をしめていたが、本巻は比較的、読者の対象年齢を下げて描かれたと思われるユーモラスな作品が多い。ひと味違う藤子・F・不二雄の世界が楽しめる決定版!