[BOOKデータベースより]
1940年、第二次世界大戦下のロンドン。12歳のウィリアム、11歳のエドマンド、9歳のアンナのきょうだいは、親がわりだったおばあちゃんが亡くなり、家族は3人きりになってしまった。3人に必要なのは、保護者となる「後見人」。後見人がいなければ、遺産に手をつけることもできない。そこでおばあちゃんの弁護士が提案したのは、3人で学童疎開に参加すること。ロンドンにいるより安全だし、ひょっとしたら、3人をずっと家に置いてくれる家族が見つかるかもしれない…。疎開先の厳しい日々、3人にとって、村の図書館だけが救いだった―。ロンドンから疎開した本の好きな3人きょうだいの、心あたたまる物語。2021年ニューヨーク公共図書館ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー(児童書部門)
[日販商品データベースより]1940年、ロンドン。
ドイツとの戦争が
始まったばかりの英国。
12歳のウィリアム、11歳のエドマンド、
9歳のアンナの三人きょうだいの
保護者がわりだった祖母がなくなった。
三人の両親は幼いころ亡くなっている。
遺産がのこされたが、未成年の三人は、後見人がいないと
遺産にも手をつけられない。
そこで、弁護士のエンガーソルさんが、
集団学童疎開に三人も参加することを
提案した。
空襲の恐れのある
ロンドンにいるよりは安全だし、
ひょっとしたら疎開先で、
後見人になってくれる人が
見つかるかもしれない…。
疎開先では辛いことも多い。
厳しい疎開生活のなか、
3人の救いとなったのは、
村の図書館だった。
ロンドンから疎開した
本の好きな3人きょうだいの
心あたたまる物語。
巻末に、物語中に登場する本のリストを収録。
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絵本ナビからのメールで紹介されていたので読んでみました。
フィクションなのは分かっているのですが、とても引き込まれ、まるで自分が主人公たち兄妹のそばにいて、すべてを傍観している気分になるほどでした。
双子の兄弟の仕打ちには一緒に腹を立て、さらに次の家庭での貧乏さに胸を痛め、そして住人たちのミューラーさんへの態度に憤り...
最後がハッピーエンドで本当によかった。
日本でも戦時中はこどもたちの疎開があったけれども、イギリスでもあったという共通点、この国でも、未来を担うのは子供達なんですよね。話中のところどころにイギリスの史実も盛り込まれていて、故エリザベス女王が子供だった時に、イギリスの子供たちにラジオで呼びかけた話もでてきます。
小学5年生くらいからがちょうど読むのにいい年齢かなと思います。お薦めです。(汐見台3丁目さん 50代・神奈川県 男の子20歳)
【情報提供・絵本ナビ】