[BOOKデータベースより]
米住宅バブル崩壊とともに噴出してきたサブプライム問題、ドル危機、食糧・資源の高騰など、いま世界が直面している危機は旧来の経済学ではまったく対応できない!バランスシート不況の分析で世界から注目を浴びるリチャード・クーが、世界大恐慌を回避するためにいま日本と世界はどう対処すべきか、明確な見取り図と処方箋を提示する。
第1章 サブプライム問題は戦後最悪の金融危機(いま世界経済が陥っている危機は大恐慌以来最悪の事態;カウンターパーティー・リスクがインターバンク市場を凍りつかせた ほか)
第2章 住宅バブル崩壊のアメリカはバランスシート不況(「大恐慌」以降、アメリカが初めて経験する住宅価格の崩落;住宅価格下落と延滞率増の悪循環に襲われる米国 ほか)
第3章 ドル危機に世界はどう対処すべきか(アメリカはドル安誘導に失敗、巨額の貿易赤字だけが残った;ドル安をめぐって金融当局と議会の立場が逆転 ほか)
第4章 日本はバランスシート不況を脱却できたか(日本を襲ったバランスシート不況は今どこまで来たか;日本企業のバランスシートは改善したが、問題点がないわけではない ほか)
第5章 日本に襲いかかるグローバリゼーションの大波(日本にとってのグローバリゼーションとは「中国の台頭」のこと;欧米が経験した試練をこれから経験する日本 ほか)
戦後才覚の世界経済危機と、中国・アジアからの追い上げに、挟撃される、日本経済の諸問題を総点検。日本のバブル崩壊に対してもっとも的確な処方箋を示したクー理論の新展開。
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