[BOOKデータベースより]
近代以降、実朝はもっぱら和歌の面で高く評されたが、実朝は歌人として生きたわけではなかった。鎌倉幕府の若き三代将軍、関東の長者としていかに政治に臨み、内紛に対処し、熊野詣にならった箱根権現・伊豆山権現の二所詣を行い、仏道にいそしみ、和歌創作に励んだのか。これらを『金槐和歌集』『吾妻鏡』『愚管抄』などによって跡づけ、鴨長明、栄西らからの影響関係も含めてその全体像を詳細に検証。実朝の肉声と史実に迫る。
1 東国の王(和歌から実朝を探る;将軍にいたるまで;将軍実朝の成長)
2 王の歌(試練を乗り越え;和歌を詠む喜び;実朝の徳政)
3 歌から身体へ(慈悲と無常;和田合戦;合戦の影響)
4 王の身体(再起を期して;家名をあげるべく;主なき宿となりぬとも)
甥の公暁に暗殺された悲劇の鎌倉三代将軍・実朝。その実朝はなにを信じ、発信して、どう行動したか。それらを『金槐和歌集』『吾妻鏡』『愚管抄』などによって詳細に跡づけ、歴史背景とともに実像を明らかにする。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 全集日本の歴史 第5巻
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2008年04月発売】
- 歴史文化遺産戦国大名
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2018年06月発売】
- 文学で読む日本の歴史 中世社会篇
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2016年07月発売】
- 文学で読む日本の歴史 戦国社会篇
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2017年09月発売】
- 鎌倉時代論
-
価格:3,520円(本体3,200円+税)
【2020年03月発売】
甥の公暁に暗殺された悲劇の鎌倉三代将軍・実朝。その実朝はなにを信じ、発信して、どう行動したか。それらを『金槐和歌集』『吾妻鏡』『愚管抄』などによって詳細に跡づけ、歴史背景とともに実像を明らかにする。