- 西暦一年
-
「理性」と「信仰」の分断を問い直す
YEAR 1:A PHILOSOPHICAL RECOUNTING- 価格
- 4,180円(本体3,800円+税)
- 発行年月
- 2021年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784791774098
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[BOOKデータベースより]
『ユダヤ戦記』を記したフラウィウス・ヨセフス、七十人訳聖書の注釈を記したアレクサンドリアのフィロン、「ヨハネの黙示録」を記したパトモスのヨハネ。ディアスポラとされる三人のユダヤ人思想家に光を当て、デカルト、カント、ヘーゲル、ホッブス、ベンヤミン、デリダといった哲学者たちの思想を援用し、まったくあたらしい一世紀像を描き出す。
1 時の計測、空間の図示
[日販商品データベースより]2 時の中の翻訳―フラウィウス・ヨセフスについて
3 歴史と形而上学―アレクサンドリアのフィロンについて
4 歴史とアイデンティティ―パトモスのヨハネについて
5 コンステレーション(歴史的特殊性と哲学的普遍性;アポカリプスはわれわれの現在ではない;縁辺の女;歴史と真実)
西暦一年を読みかえる
西暦一年を起点に時間を分割することは、無意味な便利さにすぎない。本書は分断の起源ではなく、共通の基盤としての西暦一年を取り戻すために過去を解放する。そのために『ユダヤ戦記』の著者フラウィウス・ヨセフス、新プラトン主義の哲学者アレクサンドリアのフィロ、そして黙示録の著者であるヨハネの著者を通して西暦一年にアプローチして、ポストモダンの袋小路に導いたさまざまな概念的なものを打倒する。デカルト、カント、ヘーゲル、クリステヴァ、デリダから、アンティゴネやジョン・コルトレーンまでを援用し、もはや歴史は分割される必要なくなったことを大胆に提示する。