- 小林一茶
-
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2024年01月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784309420752
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[BOOKデータベースより]
「天に雲雀人間海にあそぶ日ぞ」「梅干と皺くらべせんはつ時雨」…誰にでもわかる言葉で、ユーモアあふれる俳風を開拓した一茶。生涯で詠んだ約二万句から百句を精選し、俳人・長谷川櫂が「新しい一茶」と題し批評を加え、「子ども向け」「ひねくれ者」という評価を鮮やかに反転させる。波乱に満ちた人生に沿いながら見えてくる新たなる一茶像。
山寺や雪の底なる鐘の声
時鳥我身ばかりに降雨か
しづかさや湖水の底の雲のねみ
塔ばかり見へて東寺は夏木立
君が世や唐人も来て年ごもり
乞食も護摩酢酌むらん今日の春
天に雲雀人間海にあそぶ日ぞ
朧々ふめば水也まよひ道
寐ころんで蝶泊らせる外湯哉
小便の身ぶるひ笑へきりぎりす
つくづくと鴫我を見る夕べ哉
義仲寺へいそぎ候はつしぐれ
天広く地ひろく秋もゆく秋ぞ
藪越や御書の声も秋来ぬと
かつしかや早乙女がちの渉し舟
足元へいつ来りしよ蝸牛
父ありて明ぼの見たし青田原
夕桜家ある人はとくかへる
我星はどこに旅寝や天の川
よりかゝる度に冷つく柱哉〔ほか〕