- 明治キワモノ歌舞伎
-
五代目尾上菊五郎の時代
講談社学術文庫 2868
- 価格
- 1,320円(本体1,200円+税)
- 発行年月
- 2025年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065397350
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 空飛ぶ五代目菊五郎
-
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2009年04月発売】
ゲスト さん (ログイン) |
![]() |
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
五代目尾上菊五郎の時代
講談社学術文庫 2868
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
価格:2,750円(本体2,500円+税)
【2009年04月発売】
[BOOKデータベースより]
十八歳で『弁天小僧』を初演し、大当たり。明治の改元と共に大名跡を襲名した、五代目尾上菊五郎。粋で華やかな歴史的名優は、実はとんでもないハイカラ好きだった!文明開化の渦中、珍奇な事件や風俗をネタに新作を次々上演。世間を熱狂させるも今や忘れ去られた「キワモノ歌舞伎」の断片から“時代と空気”を考察する!サントリー学芸賞受賞作。
第一章 散切り頭と神経病(どれが女か男やら―『富士額男女繁山』;幽霊より人が怖い―『木間星箱根鹿笛』)
[日販商品データベースより]第二章 明治の闇には悪女がいる(高橋お伝は妖怪か―『綴合於伝仮名書』;居場所のない女―『月梅薫朧夜』)
第三章 見世物は世界をひらく(サーカスがやってきた!―『鳴響茶利音曲馬』;見上げる人たち―『風船乗評判高閣』)
第四章 軍服を着た菊五郎(風呂屋の亭主と上野の宮様―『皐月晴上野朝風』;日清戦争で負けたのは誰だったか―『海陸連勝日章旗』)
明治時代を代表する歌舞伎俳優にして、九代目市川團十郎とともに「團菊」と称された五代目菊五郎。『弁天小僧』『髪結新三』『忠臣蔵』『千本桜』『茨木』『土蜘』『戻橋』――数々の名演を残すも、実は彼の本当の魅力は、実際の事件や流行の風俗をいち早く仕組んでつくり、明治の観客を熱狂させた、キワモノ歌舞伎にあった――!
正統派歌舞伎から離れたがゆえに、論評の少ない、明治キワモノ歌舞伎と名優・五代目菊五郎の、濃厚な評伝を圧倒的な資料と共に記述。「読んで楽しい研究書という離れ業を演じて見事と言える」と、演劇評論家の大笹吉雄が絶賛した、2009年サントリー学芸賞受賞作の文庫化。
本書は『明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎』(2009年刊 白水社)を改題したものです
目次
はじめに―― 人悦ばせの菊五郎
第一章 散切り頭と神経病
どれが女か男やら『富士額男女繁山(ふじびたいつくばのしげやま)』
幽霊より人が怖い『木間星箱根鹿笛(このまのほしはこねのしかぶえ)』
第二章 明治の闇には悪女がいる
高橋お伝は妖怪か『綴合於伝仮名書(とじあわせおでんのかなぶみ)』
居場所のない女『月梅薫朧夜(つきとうめかおるおぼろよ)』
第三章 見世物は世界をひらく
サーカスがやってきた! 『鳴響茶利音曲馬(なりひびくちゃりねのきょくば)』
見上げる人たち『風船乗評判高閣(ふうせんのりうわさのたかどの)』
第四章 軍服を着た菊五郎
風呂屋の亭主と上野の宮様『皐月晴上野朝風(さつきばれうえののあさかぜ)』
日清戦争で負けたのは誰だったか『海陸連勝日章旗(かいりくれんしょうあさひのみはた)』
結び――たんすのひきだし
参考文献
あとがき
学術文庫版あとがき