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[BOOKデータベースより]
農家に生まれた著者が、地元・北海道十勝を舞台に、異常気象、後継者問題、労使問題など農家のリアルな悩みを汲みつつ、時代の波に揺れる人々の葛藤と希望を生き生きと描いた物語。
[日販商品データベースより]家族で農家を営む修司は、気候変動や後継者不在の将来に漠然とした不安を抱いている。
一方、隣家の入り婿・一樹は、義父との不和に悩みながらも、理想の農業を目指そうと画策中。
また、修司の妻・亮子や母・由美子も、閉鎖的な土地での役割や過去の澱を抱えながらも、小さな希望を見出そうとしている。
そんな中、地元で一番の成功頭であるメガファームで、従業員が立てこもるセンセーショナルな事件が発生する。
修司の一人娘である千沙や、メガファームの社長夫人、移住してきたカフェ店主など、誰もが屈託を抱えながらも「隣の畑」を過度に羨むのではなく、自らの土を耕し、静かに明日へ踏み出そうとする姿が瑞々しく描かれる。
『ともぐい』で直木賞を受賞、人間の愚直な生きざまを描き続ける、元酪農家の著者・河ア秋子さんによる地元・十勝を舞台にした【農業×家族×生き方】小説。