「心の不調」の脳科学

ブルーバックス　

講談社
加藤忠史

• 価格: 1,320円（本体1,200円＋税）
• 発行年月: 2025年12月25日
• 判型: Ｂ４０
• ISBN: 9784065420201

内容情報

[日販商品データベースより]

〈予兆を捉え、予防するには〉
精神疾患と診断されなくても、「心の不調」を抱える人は
ストレスの多い現代社会で増加しています。
うつ病、発達障害、摂食症、心身症、睡眠障害、
スマホやギャンブル依存、強迫症、愛着障害、PTSD、
老年性うつ、認知症、双極症、統合失調症……
全ての症状は「脳の変化」から生じますが、
脳内で、いったい何が起きているのでしょうか。
発症前の予兆を捉える方法から、治療法の開発まで、
脳科学の視点で挑む研究者たちが、その最前線を紹介。

・心身の不調に陥りやすい人に共通する「３つの傾向」
・多くの精神疾患は、小児期から症状が現れる
・「オキシトシン」で自閉スペクトラム症が治る可能性
・「老年期うつ病」の発病メカニズムと原因物質
・「幻覚薬」がうつ病、不安症、強迫症、依存症などに治療効果
・60歳で「レム睡眠が短い」と死亡率が高い？
・ADHD、ASD、うつ、不安症の人は「依存症を併発」しやすい
・大人と子どもで異なる「うつ病・双極症の症状」
・子育てに必須の脳領域と「孤独を感じて仲間を求める脳領域」は同じ
・頭部への打撃や振動で「認知症の原因物質」が脳に溜まる
・やめたくてもやめられない…依存症の「報酬欠乏仮説」とは　　……など
―――16名の研究者たちが、最先端の情報を惜しみなく解説！