ドル覇権が終わるとき

インサイダーが見た国際金融「激動の７０年」

日経ＢＰ 日経ＢＰマーケティング
ケネス・ロゴフ　村井章子　

• 価格: 4,400円（本体4,000円＋税）
• 発行年月: 2025年11月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784296001835

内容情報

[BOOKデータベースより]

低金利は永遠ではない。政府債務の増大は危険。国際金融の世界的権威が描くドル覇権の深層。

序論　基軸通貨の誕生
第１部　ドル覇権への過去の挑戦者たち
第２部　現在の挑戦者、中国
第３部　アメリカ以外の国の問題―ドルとの共存
第４部　代替通貨
第５部　基軸通貨の優位性と不利益
第６部　衰退に転じるドル覇権

[日販商品データベースより]

旧ソ連との冷戦にはじまり、西側の円、ユーロ、さらには改革開放で台頭してきた人民元の挑戦を受けながら、現時点ではドル覇権は依然として続いている。IMFチーフエコノミストを務めた国際金融の権威が、インサイダー的視点を交えながら描いた基軸通貨ドルの世界史。著者は、政界やアカデミズム内でも根強い「低金利は永遠に続く」「政府債務はフリーランチ」という見解を否定し、ドルが持っている「法外な特権」もアメリカ自身の原因で失われ、インフレ率上昇をきっかけに世界的な債務危機、通貨危機、金融危機が起きると警告する。