- リニアは南アルプスをくぐり抜けることができるのか リニア中央新幹線ダークツーリズムガイド
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- 価格
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 発行年月
- 2025年11月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784635510943
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価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2023年10月発売】

























[BOOKデータベースより]
国家的プロジェクト・リニア中央新幹線。最大の難関、南アルプストンネル工事の現場で、いま進行している事態とは?
第1章 リニア中央新幹線とは(3台目のダンプ転落;「リニアの村」大鹿ダークガイド ほか)
[日販商品データベースより]第2章 南アルプストンネル周辺で起きていること(南アルプスの登山と南アルプストンネル;山奥でひっそりと進む工事;国立公園南アルプス;南アルプスの地形と工事の困難;トンネル掘削で生じるもの;残土問題;自然に人が手を加えて被害が拡大したら;重金属による環境汚染;鉱山が出現する;適切な管理は可能なのか;残土問題「先進地」藤野;「ああ大鹿ダンプ街道」)
第3章 リニア中央新幹線ダークツーリズムガイド(山梨リニア実験線の現在;山梨県を横断する1 山梨県駅 ほか)
第4章 関係者・有識者が語る南アルプス(塩沢久仙さん 南アルプス芦安山岳館館長;佐藤博明さん 南アルプス総合学術検討委員会委員長;松島信幸さん 地質学者・理学博士;村田幸信さん やまと渓流会会長;成瀬陽一さん 渓谷探検家)
第5章 リニア反対運動(声をあげた登山家たち;南アルプス再発見;住民の「理解と同意」の中身;反対と言うと受ける嫌がらせ;伝えないマスコミ;口封じ;自然保護運動の中の南アルプス)
国家的事業として進められているリニア中央新幹線。
開業に向け、数多くの課題が山積する中、最大の難所とされる南アルプストンネル工事。
その現場で、いま何が起きているのか――。
品川-名古屋間の総工費だけで7兆4000億円という莫大な予算を投じて開通工事が進められているリニア中央新幹線。すでにJR東海単独の事業とはいえない21世紀の日本の国家的一大プロジェクトとなっていて、決して失敗は許されない、後戻りもできない状態となっている。しかし、リニア計画にはさまざまな面で数々の問題点や課題が残されたまま、まさに「見切り発車」で動きだしたというのが実情だ。
最大の懸念のひとつは、リニアの計画ルートが南アルプスの下を抜けて通っていること。山梨県早川町から静岡県を通り長野県大鹿村へと貫通させなければならない全長25kmの南アルプストンネルの工事周辺では、すでにさまざまは問題が発生している。
10年以上前からリニア問題を追い続け、南アルプストンネルの出入口となる大鹿村に移住した著者が、一登山者、山村暮らしの視点から現場のようすを写真とともにレポート。地元の人々、有識者の声も拾いながら、リニア中央新幹線の問題、リニアの光と影を紹介する現在進行形ダークツーリズムガイド。