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- 少弐 民に捧げた三百六十年
-
講談社
帚木蓬生
- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2025年10月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784065408834

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[BOOKデータベースより]
少弐の名は鎌倉時代初期、源頼朝の家人になった武藤資頼が「大宰少弐」に任命されたことに由来する。二代・資能は元寇で活躍。筑前・豊前・肥前・壱岐・対馬を支配して、少弐氏は全盛期を迎える。南北朝時代には九州に落ち延びてきた足利尊氏に味方し、やがて宿敵・菊池氏と争うことに。室町時代になると大内氏に攻められるも、戦国時代へ…。
[日販商品データベースより]鎌倉時代初期から戦国時代まで15代360年にわたって、北部九州に君臨した名家はなぜ歴史に埋もれてしまったのか。地方豪族の盛衰を丹念に描く、書き下ろし大河歴史小説!
少弐氏の名は、鎌倉時代初期に九州に渡った豪族・武藤資頼が大宰少弐という官職に任命されたことに由来する。資頼は当初、平家の武将だったが源平合戦で源氏に投降。頼朝の家人となり北部九州諸国の守護の座についた。二代目当主・資能は元寇で活躍し、筑前・豊前・肥前・壱岐・対馬の「三前二島」を支配下に置いて、少弐氏は全盛期を迎える。その後、南北朝時代には九州に落ち延びてきた足利尊氏に味方し、やがて肥後の菊池氏と争うことに。室町時代になると周防から大内氏が頻繁に攻め寄せてくるようになり、劣勢を強いられる。そして戦国時代。大内に攻められ本拠を肥前南部に移した少弐氏は、15代冬尚のときに家臣・竜造寺隆信の謀反に遭い、ついに名家として君臨した360年余の歴史の幕を閉じるのである。