- 泡
-
- 価格
- 660円(本体600円+税)
- 発行年月
- 2025年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784087448252
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[BOOKデータベースより]
高二の春、薫は学校に行けなくなった。厳格な両親と対照的な大叔父の兼定を頼り、温泉と海水浴の町で夏を過ごすことに。兼定が営むジャズ喫茶を手伝いながら、不思議な魅力をたたえる店員の岡田やその女友達らと触れ合う。薫を見守る兼定は、なぜ縁のなかったこの地で暮らすのか。そこには戦争の落とす暗い影があった。昭和を舞台に描かれる、二度と来ない夏の日々。「最初で最後」の青春小説。
[日販商品データベースより]自分の居場所はどこにもない
でもひとりでは生きていけない
男子高の二年に上がってまもなく学校に行けなくなった薫は、夏のあいだ、大叔父・兼定のもとで過ごすことに。
兼定は復員後、知り合いもいない土地にひとり移り住み、岡田という青年を雇いつつジャズ喫茶を経営していた。
薫は店を手伝い、言い知れない「過去」を感じさせる大人たちとともに過ごすうち、一日一日を生きていくための何かを掴みはじめる――。
思春期のままならない心と体を鮮やかに描きだす、『光の犬』から3年ぶりの新作にして、最初で最後の青春小説。
【著者略歴】
松家仁之(まついえ・まさし)
一九五八年、東京生まれ。編集者を経て、二〇一二年に発表した長編小説『火山のふもとで』で第六十四回読売文学賞を受賞。二〇一八年『光の犬』で第六十八回芸術選奨文部科学大臣賞、第六回河合隼雄物語賞を受賞。その他の小説作品に『沈むフランシス』『優雅なのかどうか、わからない』『天使も踏むを畏れるところ』。共著に『新しい須賀敦子』『須賀敦子の手紙』。