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[BOOKデータベースより]
二人とも非政治的な詩人だが、書くことだけで不可視の「政治」により強制的に内と外に分け隔てられて逢えなくなっている。とは言え、本来的に「流亡/亡命」は詩人にとってパスポートの言葉であるといえる。そしてオーセルも筆者も、詩に限らずエッセイから論文まで全てが本質的に〈詩〉であり、パスポートなのである。
第一部 ツェリン・オーセル 詩一九篇(劉燕子訳)(末路!;一枚の紙でも一片の刃になる;祖国という言葉はほんとうに怖い;ここは隠語、暗号、ひそひそ話があふれかえっているところ ほか)
[日販商品データベースより]第二部 劉燕子 詩二九篇(チベットの秘密;握りしめ合う大雪;藍い雪は陽炎のように立っている―「六四」追悼;四季 ほか)
第三部 唇で踊る闇のハルモニア―解説に代えて ツェリン・オーセル&劉燕子(出逢い;「チャイナ・モダニズム詩の延安」で;「詩人は神の申し子」として;アイデンティティの再形成 ほか)
いまや『殺劫――チベットの文化大革命』で世界的に知られているチベットの詩人、作家ツェリン・オーセルのチベット人「国内亡命者」としての中国共産党独裁政権にたいする抵抗、民族の哀しみを歌い上げる詩と、同じく中国人でありながらその著作活動によって日本に「国外亡命者」として生きざるをえない劉燕子の詩を併録し、それぞれの亡命者としての立場から現代中国との矛盾と軋轢を提示する。あわせて二人の対話を収録してその表現者としての背景を語る。チベットの中国にたいする蜂起の根源を明らかにする、詩の形式を採った抵抗の文学。