恋する武士 色と権力の日本中世史

講談社学術文庫　

講談社
関幸彦

• 価格: 1,100円（本体1,000円＋税）
• 発行年月: 2025年11月13日
• 判型: Ａ６／
• ISBN: 9784065416679

内容情報

[日販商品データベースより]

日本史上、約700年にわたって権力の座にあった「武士」とは、いかなる存在だろうか。1970年代以降の中世史や社会史の研究の進展によって、「武士像」は大きく書きかえられてきた。王朝国家の中央「軍事貴族」として登場してきた武士は、必ずしも古代王朝の「貴族」と対立する存在ではないという。そうした武士の「闘う存在」としての側面だけではなく、「色恋模様」から、武士の本質と武家社会の裏面史に迫る異色作。
中世社会においては、「恋」は「権力」に直結する問題だった。その成就、ひいては婚姻関係、感情のもつれなどが、権